兵庫県加西市のデイサービス「おうちデイはる」のブログを見てくれてありがとうございます!
今回のブログテーマは題して『介護職員向け“歩行介助”ここを見れていますか?』~手引き歩行編~
先に3つのポイントから発表しちゃいます!
①被介護者(以下利用者さん)が介助者(以下スタッフ)の手や腕をしっかりと掴むこと
②左右の重心移動を促すこと
③スタッフと利用者さんでリズムを合わせて一緒に歩くようにすること
今回のブログの筆者は作業療法士ですが、むちゃくちゃ専門的な解説ではなく、あくまで『介護職員が陥りがち』という目線で見た内容。
専門的な用語を勉強していない一般の方でも理解が出来る内容を発信することを目指しています。(まだまだ自信はありません…)
きっと分かりにくい箇所があると思いますが、初めてのチャレンジなので長い目で見てくださると嬉しいですよー!
解説の前に前提条件といたしまして……
手引き介助による歩行が出来るということは、一定の歩行能力を有しているということになります。
ほとんど歩くことが出来ない方に対して行う介助としては不適切な場合がありますので、どのような移動介助が望ましいのかは専門職の指示を仰いだほうが良いでしょう。
ではまず ①~利用者さんがスタッフの手や腕をしっかりと掴むこと~の解説からいきましょう。
上記とは反対のパターン ➡ スタッフ側が利用者さんの手や腕をがっつりと掴み、ペースも何もかも完全にこちらが掌握してしまう事。
これが、わたしがあまり良くないんじゃないかと考えている介助(バランスが崩れそうな場面や介助量が大幅に増加した時は除く)。
歩いているのはあくまで利用者さんです。スタッフの手や腕をまるで杖や手すりのように掴んでもらいながら歩いてもらうことで自分で歩いている感覚(ペースや重心移動など)を体感していただきたい。そのような想いが込められています。
また、手首や前腕などを力強く握ってしまうことで生じる「皮膚トラブル」や「痛み」の原因となりうることも見過ごせません。
ご高齢の方は皮膚が薄くなっている方がおられます。そういった方の腕を強く握りすぎる事で『皮下出血』を起こしてしまうことがあります。
更には、手首などを強く握ってしまい『痛み』を引き起こすことで、介助に対する恐怖心や嫌な記憶として残してしまう可能性があるんです。
以上のことから、スタッフが強く握るのではなく利用者さんにしっかりと握ってしまおう、という意味はご理解いただけますでしょうか。
もちろん歩くのが不安定な方にはしっかりとサポートする必要がありますが、『握る』というよりは『下から支える』感覚を知っていただきたいのです。
②~左右の重心移動を促すこと~
歩くとき、一見すると真っすぐ進んでいるように見えるかもしれませんが、左右への重心移動を無意識のうちに行っています。
足をしっかりと前方へ振り出すことが難しい人ほど、左右の重心移動を促してあげる事で一歩が出やすくなる場合があります。
これに関しては、文章で説明するよりも動画で見ていただいた方が絶対に分かりやすいので、おうちデイはるのインスタグラムのリール動画をご覧になって下さい。
③~スタッフと利用者さんでリズムを合わせて一緒に歩くようにすること~
簡単に説明すると『利用者さんとスタッフの歩幅や歩くリズムを同じにする』という事。
手引き介助をしながら「1,2,1,2」と声に出してリズムを取る場合があるかと思います。
この時、スタッフがリズムとは異なるタイミングで歩いていて、2名の歩くタイミングがバラバラなケースを時々見かけます。
歩行はリズムが重要なんです。二人で一緒にこのリズムに乗って歩くのがベスト。
また、ペースが早すぎないか、遅すぎないか、利用者さんに聞くことも大切。
時にはアクセルとなりペースを早めたり、時には反対にブレーキとなりペースを緩める、あなたはエンジンの補佐!?
~まとめ~
利用者さんを『歩かせている』と考えるのはあまり良くありません。
利用者さんが『自分の力で歩いている』中で足りない部分を少し補うような感覚。
その考えの中で自分自身が『手すりや杖』になったり『重心移動』を手伝ったり『エンジン』としてペース調整をする。
言っている事は難しいかもしれませんが、僕たちのデイサービス『おうちデイはる』では看護師も介護職員もみんながこのような歩行介助を行っています。
なので、日々の歩行介助がリハビリとなり、だんだんと元気になっていくケースをたくさん経験してきました。
まぁ、細かいことは置いておいても、一緒に笑顔で過ごすことが出来て『歩いてくれてありがとう』その気持ちが相手に伝わる事が一番重要だと思ってます!
今回は以上になります。最後まで読んでくれて、ありがとうございます!
これからも介護にまつわるアレコレをお届けします。
作業療法士 たけちゃん





